デザインの役割は、「メッセージの代弁」であると考えます。優れた商品やサービスも、ただ在るだけでは、売上にはつながりません。
商品であれ、販促ツールであれ、伝えたいメッセージが的確に伝わることがデザインの使命。
伝わったメッセージによって、売上につながったとすれば、それは“売れる”デザインと呼べるのではないでしょうか。
落書きと芸術の違いは、見た人に与える影響(「心に響く」とか「心を揺さぶられる」などと表現されるもの)の有無にあると思います。芸術であれば、必ずしも反応を限定されることはありませんが、ビジネスにおけるデザインには、確かな反応が期待されます。ビジネスを次のステップへ進めるために、対象となる人から反応を引き出さなければなりません。リアクションにつながる明確なメッセージの伝達が、見えるデザイン(意匠)の大切な役割と言えます。
デザインを発注する際には、伝えるべきメッセージを明確に理解していることが必要です。
見えるデザイン(意匠)の精度を上げるためには、伝えるべきメッセージが明確であることが必須。前準備として「何の為」に「誰」に「何」を伝えるかというストーリが整っている必要があります。このストーリーを整える作業が、見えないデザイン(設計)の仕事です。
「当社は何を生業として商売するのか」
商品であれ、サービスであれ、当社の商材を決めるのは当社。
デザイン会社に発注する前に、見えないデザイン(設計)のアウトラインを描けていることが大切です。
「見えるデザイン(意匠)」と「見えないデザイン(設計)」の両要素が整っていることが“売れる”デザインの条件です。
売れる商品には、その質を伝えるデザインがあります。優れた商品・サービスの『売れる』商品化を企画するマーケティング部の業務をアウトソーシングで。